栄養士として働く中で「私って栄養士、向いてないな」とか「どこに行っても栄養士ってつらい仕事だよね」って感じた事がある人は少なくないと思います。
私はこれまでに、
病院・保育園・有料老人ホーム・給食委託会社・行政
で働いてきました。
この記事では、「どこが一番きついか」ではなく、それぞれの職場のリアルな特徴と、向き不向きを中心にまとめています。
感情論ではなく、ただ「判断材料」として読んでもらえたらうれしいです。
5つの職場を体験して感じた点と向いている人の特徴
1.1 病院栄養士の経験から見えたこと
実際の仕事内容
- 献立作成や発注、衛生管理などの給食管理が中心
- 書類作成(請求業務など)で月末と月初めは特に忙しい
- 臨床にかかわれるかどうかは就職した病院次第
- 時間外の委員会や研修会への参加、とにかく雑務が多い
きついと感じた点
- 業務量が多く、時間に追われる事が多い、急性期、慢性期で業務量、業務内容に差がある
- 他職種との立場の差を感じやすい
- 理想と現実のギャップが大きい
良かった点
- 医療現場を知ることが出来る
- 専門性を高めたい人には経験になる、転職に有利なことが多い
向いている人
- メンタルが強く、忙しさに耐性がある人
- 医療分野に強い興味がある人
1.2 保育園栄養士の経験から見えたこと
実際の仕事内容
- 給食やおやつ作りなど調理業務中心
- アレルギー対応
- 食育、行事対応、献立や衛生関係の書類作成
きついと感じた点
- 行事前後は忙しさが一気に増える
- 人間関係が固定されやすい
- 「子供が好き」だけでは続かない
良かった点
- 子供の反応を直接見ることが出来る
- 食育に関われるやりがい
向いている人
- マルチタスク、時間管理が得意な人
- 人との距離感が近くても気にならない人
1.3 高齢者施設栄養士の経験から見えたこと
実際の仕事内容
- 栄養ケアマネジメント
- 他職種との連携
- 栄養管理、衛生管理の書類作成
きついと感じた点
- 医療と介護と家族の板挟みに合う
- 責任の重さに対して評価されにくい
良かった点
- 裁量を持って働けることが多い
- 利用者一人一人を見やすい
向いている人
- 調整役が苦ではない人、責任感が強い人
- 落ち着いた環境で働高齢者施設栄養士の経験から見えたこと
1.4 給食委託会社栄養士の経験から見えたこと
実際の仕事内容
- 異動がある
- 現場によって業務内容が大きく変わる
- 現場責任者を任されやすい
きついと感じた点
- 人手不足の影響を受けやすく、体力的にハードなことが多い
- 現場ガチャ要素が強い
- シフト制勤務
よかった点
- 若いうちにあらゆる経験が積める
- 給食管理業務は一通り出来るようになる
向いている人
- 環境の変化に柔軟に対応できる人
- 栄養士としての基礎を身につけたい人
1.5 行政栄養士の経験から見えたこと
実際の仕事内容
- 住民対応(電話、窓口対応)
- 事業運営、教室やサロン運営、資料作成
- 栄養士業務外の幅広い業務
きついと感じた点
- 調整業務、対人対応が多い
- ミス発生時の責任が重たい、仕事観へのギャップがある
よかった点
- 安定している、年間休日日数が多い
- 体力的負担のある仕事は比較的少ない
向いている人
- デスクワークや調整業務が苦ではない人
- 人と関わることが好きな人
5つの職場を経験して分かった共通点
どの職場にも「大変な所」「合わない人が出る理由」があります。
逆に言えば、「今つらい=栄養士に向いていない」ではありません。
自分に向いていない職場にいるだけ、ということも多いです。
向いてないと悩む前に知ってほしい事
栄養士の仕事は、職場によって求められる仕事の内容やスキルが全く違います。
知らないまま「もう無理」「向いていない」と結論を出してしまうのは、正直もったいないと感じています。
もし今、心や体が限界に近いなら、一度立ち止まってこちらの記事を読んでみてください。


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