はじめに
ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。
このブログにたどり着いて、ここまで読んでくれたあなたは、
「しんどいけど、このままでいいの?」と感じていのるのではないでしょうか。
向いてないかもしれない。
でも、辞めたいと決めきれるわけでもない。
頑張ればいいと言われても、何をどう頑張ればいいか分からない。
そんな状態で、ここまで一つひとつの記事を読んできたのではないでしょうか。
このブログには、「この職場が一番いい」「転職すれば全部解決」そんな答えは入っていません。
それは、私自身がどの職場でも「やりがいを感じた瞬間」も「もう無理かもしれないと感じた瞬間」も、両方を経験してきたからです。
もし今、
「ここまで読んで、少し頭が整理された気がする」
「自分だけがおかしいわけじゃなかったのかも」
そう感じたなら、
それだけで、このブログを書いた意味はあったと思っています。
栄養士の仕事は「向いていない」で終わらせなくていい
これまでの記事では、
- 病院
- 保育園
- 給食委託会社
- 老人ホーム
- 行政
それぞれの現場で、
「栄養士がどんな立場に置かれやすいのか」、「どんなところでしんどくなりやすいのか」を出来るだけ正直に書いてきました。
どの職場にも共通して言えるのは、
「向いていない」と感じるのは、その人の性格や能力のせいじゃなく、そう感じさせやすい”構造”の中で働いている
ということです。
決定権がないのに、責任だけが重い。
説明役・調整役・矢面に立つ役を。担わされる。
それなのに、同じ立場を分かち合える人がほとんどいない。
年齢やキャリア関係なく、だた「栄養士」というだけでこの構造の中で働くことになる。
だから、しんどくなるのは当たり前で、
「向いていない」と感じてしまうのも、無理のないことだと思っています。
理解されないまま、責任だけを負わされるしんどさ
栄養士の仕事で一番しんどいのは、
業務量が多いことや忙しさそのものよりも、
自分の立場を理解してくれる人がいないまま、責任だけを負わされることだと思います。
決定権はない。でも説明役、調整役、クレーム対応は任される。
何か問題が起きたとき、前に立たされるのはいつも栄養士です。
この立場の辛さは、同じ栄養士か、よほど現場を分かっている人でないと、なかなか伝わりません。
だからこそ、
- 頑張っているのに評価されない
- 誰にもわかってもらえない
- 相談しても「大変だね」で終わってしまう
そんな感覚を、ひとりで抱え込むようになります。
以前、有料老人ホームで働いていたとき、部長にこんなことを言われたことがあります。
「栄養士って、同じ立場を理解してくれる人がいないのが一番しんどいよね」
解決策を提示されたわけでも、状況が劇的に変わったわけでもありません。
それでも、
「この人は私の立場を理解してくれている」
そう感じられただけで、
張りつめていた気持ちが、ふっと緩んだのを覚えています。
当時の私は周りはみんな敵だと思っていたわけではありません。
でもいつの間にか「どうせ分かってもらえない」
そんな思い込みで、自分から壁を作っていたのかもしれません。
栄養士に必要なのは「もっと頑張ること」じゃない
真面目な人ほど、仕事がしんどくなると、自分を責めてしまいます。
「私の努力が足りないのかもしれない」
「もっと要領よく動けたら、結果は違ったのかな」
「みんなやってるんだから、私も頑張らなきゃ」
そう思っていませんか?
でも、これまで書いてきた通り、栄養士が置かれている立場そのものが
すでに無理をしやすい構造になっています。
この状況で必要なのは、
「もっと頑張ること」でも、「我慢を重ねること」でも、「根性を鍛えること」
でもありません。
必要なのは、
- 一人で抱え込まないこと
- 自分の役割と限界の線引きをすること
- 助けを求めてもいいと自分に許可を出すこと
そしてもうひとつ大切なのは、
合わない場所から離れるという選択肢があると知ることです。
続けることにしても、離れることになっても、
「自分が壊れない選択かどうか」という基準で判断をしたのなら、
それは、正しい選択になります。
栄養士に必要なのは根性ではなく、自分を守る視点なのだと思います。
ここは戻ってきていい場所
このブログは、上から順に読まなくても大丈夫なように書いています。
しんどくて、頭に何も入らないときは、
共感の記事だけ読んでもいい。
少し余裕があるときは、
仕事に対する考え方や気持ちの整理の記事を読んでもいい。
転職や環境を変えたいと考え始めたなら、
選択肢や求人についての話を読んでもいい。
その時のあなたの状態に合わせて、
必要な所だけ拾ってもらえたら、それで十分です。
「向いてないかもしれない」
「辞めたいわけじゃないけど、このままでいいのか分からない」
「誰にも本音を言えないし、辛い」
そんな気持ちになった時に、またここに戻ってきてほしいと思っています。
この場所は、答えを急がせる場所でも、
無理に前向きな考え方を押し付ける場所でもありません。
ただ、
「あなたはおかしくない」
「壊れるまで頑張らなくていい」
そう思い出すための場所です。
最後に
もし今、あなたが
- 仕事のことを考えるだけで気持ちが重くなる
- 「自分が弱いだけなんじゃないか」と自分を責めている
- 誰にも本音を言えずに、毎日をやり過ごしている
そんな状態だとしたら、
まずはそれだけで十分しんどい状態である、ということを忘れないでほしいです。
ここまで読んできたあなたは、
逃げたいから悩んでいるわけでも、
適当に仕事をしてきたわけでもありません。
ちゃんと向き合ってきたからこそ、
「このままでいいのか」と立ち止まっているだけです。
このブログは、正解を教える場所ではありません。
ただ、あなたが自分を壊さずに考えるための材料を、
少しずつ置いている、そんな場所です。
今すぐ何かをきめなくていい。
動けなくていい。
また余裕が出てきたときに、
気になる記事をひとつ読みにくるだけでいい。
ここは、同じように悩んできた一人の栄養士が
「あなたはおかしくないよ」と伝えるために残している場所です。
ここまで読んでくれてありがとうございました。


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